2020-06-29 国取り物語 その三 1966年の作品だが、その後の信長のイメージは、これで固まってそのまま続いているかのようである。どこを読んでも面白く興味の尽きない作品なのだが、明智光秀が主役ということもあり、そこはかとなく哀愁のようなものが漂う。前半の輝くような、あっけらかんが懐かしく感じてしまう。どうしても。ただし、傑作であるのは間違いない。