天誅組 ~西田を巡る冒険

2019-06-14から1日間の記事一覧

江戸から来た男 小説天誅組外伝(その十三)

翌朝、仁は、十津川郷士との最後の交渉に行くという乾十郎と伴林光平(ともはやしみつひら)の護衛として、風屋(かぜや)村に向かった。伴林は大和の国学者で歌人。天誅組では記録方。なぜか、平岡鳩平(ひらおかきゅうへい)もついてきていた。法隆寺の寺侍で、…

天誅組余話 西田仁兵衛と神代仁之助

謎の男、西田仁兵衛稲夫。脱出したのか戦死したのか。一体誰だったのか。記録ではよくわかりません。わかっているのは、江戸の生まれということのみ。 何か事情があったのか。名前を隠して参加していたのか。それは何故なのか。間者なのか。だとすると、誰が…